有名中学受験に賭ける気迫
教室のある北砂6丁目はバスの便がいいので、JR総武線や都営新宿線、メトロ東西線などが利用できます。1時間もあればどこの大手進学教室にも通えます。地方で有名校合格を目指している人から見れば、これほどうらやましい環境はないのですが、保護者からは「不便」という声も時々聞きます。
結局、気迫の差なのかなと思います。私が小学生だったころ(大昔ですが…)、四谷大塚進学教室は東京にしかありませんでした。私と同学年だったある男の子は熱海から新幹線で日曜テストを受けに来ていました(その男とは偶然、高校で同級生になったのですが、勉強はあまり好きでないようでした(笑)。しかし、運動神経が抜群で早稲田の体育系学科に進学していました)。
けれども、それで驚くのはまだ早いのです。別の男の子は札幌から毎週、飛行機で日曜テストを受けに来ていました。彼のその後は知りませんが、ある親にとっては、四谷大塚の日曜テストはそれぐらい価値のあることだったのでしょう。
といって、私はそういう親御さんたちを称賛しているわけではありません。それは価値観の問題であって、ご家庭それぞれでいいと思います。ただし、子どもを全国大会に出場レベルのスポーツ選手にしたいと思っているなら、それなりに早い時期からセンスを磨いたり、さりげなく鍛えていくわけです。有名中学に行かせたいというのも、それに近い気持ちが必要ということです。
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